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970429 Production ATARIYA

ヴァンゲリオンとその関連について

あ〜このレイアウトそれっぽいし楽だわ〜


一つ目の話題
劇場用アニメ「EVANGERION DEATH:REBIRTH」について


これを見たとき「スゲエ」と思うのと一緒に「これでいいのか?」と思う

監督は色々な雑誌でこういった「オタクたちの閉塞感というのがイヤになった」と
まあ「生粋のオタク」では無かった私はあの結末を受け止めたし
云いたいことも理解はした

云いたいことを云えたんだからこれでよかったんじゃん?
皆があ〜だこ〜だ云ってるときにそう思っていた
結局その閉塞を壊す試みが一般へ大きな口を開いた
結果このブームが起きたわけだ

なのに劇場を見に行ったらどうだろう?
ありゃ何だ?

雰囲気は1〜2話頃のアニメアニメした、しかも「構成」が何度も、
それこそ何度も何度もシーンも憶えてしまうくらいビデオを見直して
そうやって見ていた人じゃないと分からないようなものになっていた

音楽、演出、どれを取っても一般の人でも凄さが伝わるのに
構成がもうTVを毎週見ていた人向けなのだ
しかも雰囲気は皆に受け入れられたあの「壊れて削げ落ちた物語」ではなく
ショッキングではあるが「普通のアニメ」になっていた

ブームを完全否定した、一見さんお断りのアニメ
あれ程嫌っていたはずの「閉塞」へ再び戻ろうとしているように思える
こりゃ一体どうゆう了見ですか?と問いただしたくもなる

いつぞやこのアニメは少年が砂浜に作った城のたとえで語られたことがある
皆が完成を心待ちにしている中、少年は城を壊す
そしてこう云う「僕が作ったものだから僕が壊すのに文句があるの?」

そういって監督はTVの結末を壊した
そしてその壊し方がアートだ、かっこいいと云われ始めれたのに
再び作り直している、しかも内輪受けの「かっこいい城」を

オレが創り出したブームだ、壊して文句あっか?という意味なのか?

まあ夏に続きがあるし、まだ結論は早いかも知れない
でもブームだからってちょっと見に行こうってのはやめた方がいい
それならばTV版を借りた方が何十倍も楽しめるはずだ
3〜6話辺りと15話以降
とくに17〜19、22〜23、24〜25〜26というのは
なぜみんなに受けたのかがわかる一番出来のいい部分だと思う
絵的にはいろいろ難もあるが演出のすごさを見てほしい
まあ、ロボットアニメとしての凄さが見たければ劇場版もいいかも知れない
めちゃ興奮したのも確かだし



今回の劇場版を見た私が言うことは一つ

ああ、もったいない



二つ目の話題



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