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970917 Production ATARIYA
エヴァンゲリオンとその関連についてその4
4つ目の話題
劇場用アニメ「THE END of EVANGERION」について
そして、通してエヴァという作品の終わりを見て思ったこと色々
ああ、おわっちまったよ。エヴァ
がらりと手を返してどんどんとふるいに掛けていく感じ
そうすることでエヴァはちゃんと「閉じた」のだ
凄いじゃん
これ以外どうやって終わらせられたろう?と考えると
これしかなかったなぁ・・・と思う
取りあえず二回見に行ったけど二回目にはもう駄目だった
一回っきりの感動をありがとう、もうハマルことは無いかも知れないです
あなたは思うほど嫌われていない、といったTV版に対して
生きていくということは裏切られることだ、という劇場版
あべこべの事云ってるようにも見えるけど
同じ「自分と他人との関係への思いこみ」をテーマにしている
色々詰め込まれていたエッセンスも最後までに残らずはげ落ちて
結局最後に残ったのは「思い違い」というテーマだったように思える
この作品は面白い矛盾を秘めている
「Air/まごころを君に」は「25話/26話」と銘打たれてる
もしTV放送時にこの2話が最終話として存在していたならば
あの「皆TVを前にしている一体感」が人類補完計画だったことを
実写で直接「気持ちいいの?」と直喩せずにすんだろうし
その後シンジがそれを破壊することがちゃんとカタルシスになったろう
だがそれは監督が「庵野死ね」とかいわれたり
絡みついてくる奴らに「現実に帰れ」といわなきゃ無かったわけで
思いこみでみやむ〜好きになったりしなきゃならなかったし
TVの25、26が無ければ存在し得ないわけだ
今あのときの状態であったら、という矛盾で最も素晴らしい結末を迎える
悲しい最終話だったと思う
実際あの弐話がこれだったらみんなどういう反応してたろう?
今までのエヴァが手を広げて皆を取り込んでいこうとする手法だったのに
彼は最後に「僕はここにいても良いかも知れない」と思えた
だが「ここにいてもいい?」と聞いたとき、他人は無言で応えた
みんな僕が嫌いなんだ、だからみんないなくなればいい
でも・・・人を傷つけてまでエヴァを操る資格など有るのだろうか?
結論を持たぬまま状況は彼をエヴァまで押しやる
神に祭り上げられ悪魔と忌み嫌われながら彼は人々を一つにして
皆で一つになるなんておかしいよと云って無理矢理終わらせてしまった
ただ、テーマは喋っちゃ駄目だと思う、分かりやすくてよかったけど
あと自分が云った記号論云々に引っ張られてる感じもあるし
粗も見える、けどそれでもこれ以上はあり得ない
アニメの頂点と同時に限界も見せてしまった作品だったと思う
エヴァはもう十分です、ので又何か作ってください
もっと凄い奴
ただやっぱり僕は思うのよ
ああ、もったいない
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